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冊
時代の中で伊東豊雄は建築をどのように考えたか―
建築家・伊東豊雄の、菊竹清訓事務所における駆出し時代から近年の大三島での活動まで、その言説と長年の友人である岡河貢の論考、そして当時の貴重な写真や図版とともにその軌跡を辿ります。高度経済成長期、オイルショック、バブル期、失われた20年、東日本大震災、そして現在までそれぞれの時代を、伊東豊雄が作品の中でどのように表現したか―。伊東豊雄とその作品の理解に、新たな視座を提供する1冊。 ■初期から最新作まで、伊東豊雄の代表作を写真や図面とともに紹介 ■建築家・伊東豊雄と時代をともに歩んだ写真家・大橋富夫の写真を中心に、評論家・写真家である多木浩二の写真など掲載 ■2017年に開催された大連での講演と対談を収録
CONTENTS
序文 伊東豊雄 / 岡河貢 Chapter.1 これからの建築に向けて Chapter.2 伊東豊雄から菊竹清訓と篠原一男と磯崎新への言葉 高度経済成長期の1960年代後半、菊竹事務所入所時代 Chapter.3 チューブからの発進 高度経済成長期が終焉する1970年代、処女作「アルミの家」から「URBOT」 Chapter.4 建築のレトリック 多木浩二による伊東豊雄と坂本一成の論考を読み解く Chapter.5 ゆらぎの展開としての空間 1970年代の住宅作品、そして「PMTビル-名古屋」に見られる変遷 Chapter.6 建築性の更新へ向かって建築の形式性からの逃走 1980年代、家具作家・大橋晃朗との協働から自邸「シルバーハット」へ Chapter.7 消費社会の中で 「消費の海に浸らずして新しい建築はない」と寄せたバブル時代の代表作「レストランバー・ノマド」 Chapter.8 近代人の建築から現代人の建築への移行過程[アンドロイドのためのエスプリヌーボー(新精神)] 「URBOT-002」「URBOT-003」や「ノマド」に見られるアンドロイド的身体における建築への批評 Chapter.9 公共建築からみんなの中へ(共感装置としての公共建築) 1990年代、初の公共建築「八代市立博物館・未来の森ミュージアム」 Chapter.10 20世紀の機能空間から機能場の探究としての21世紀の空間へ 東日本大震災を経て、「みんなの家」の活動と「機能場」という概念 終章:21世紀アジアの地域に向けた新しい建築(大連講演会) 2017年に中国大連で開催された講演と対談を掲載
デジタル田園都市とは何か
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